みなさんこんにちは。
台風、地震と自然災害が猛威をふるっている最近。
被害にあわれた被災者の方々、避難生活を強いられている方々
はとても大変な生活を送られていることと思います。
一日も早く平穏な日常が戻りますよう願っています。こんなときに
行動に移せない自分が情けなくもありますが、自然の前に時に人
間はただただ無力なのだと感じる日々です。
最近自然災害が世界各地で起こり、地球に何かが起き始めている
といわれていますね。
温暖化が問題であるとか、地球の活動のバイオリズムがちょうど活
動期にはいっているだのとか、様々な関係性が叫ばれています。
「みんなが真剣に環境問題に取り組む時にある」と私は前向きに捉
えてみたいと思います。
自然が破壊されているのは一つの事実で、それによって地球が叫び
声を上げているのかもしれません。もしかしたら全く関係なくただ長い
地球の歴史のほんの一瞬の時期、と捉えられるかもしれません。
ただ、一つ事実なのは多くの人たちが自然環境の保護を真剣に考え
それを一つの問題として克服していこうという動きが盛んになってきて
いるということです。
自然災害に関わらず、「緑の地球」を守っていくということはとても重要な
問題だと私は考えます。しかし、そう考えられるのも今までその自然をな
おざりにしていた「先進国の人間」であるからです。高い水準の教育を受
け、先人の過ちを見、読み、聞いてきたからこそ、環境問題という命題に
向き合うことができているのだと思います。失敗から学ぶということからも
無駄なことは何一つないわけです。
そういった問題に気付いている私たち先進国のひとたちと比べてアジアを
はじめ、アフリカ諸国などのひとたちはそういった問題に気付かずにいる
ケースがあります。
教育水準の問題もありますし、なにより情報が乏しい。明日を生きることに
精一杯の人たちに先進国の基準で物事を推し進めるのは無理があります。
例えば、インドではプラスチックビニール(ビニール袋)の大量消費が問題
になっています。というのもインドでは生ゴミや一般ゴミを路上にプラスチック
ビニールに入れて捨てたりします。
するとその捨てられた生ゴミを牛や犬が食べにきます。牛には生ゴミもプラス
チックビニールも関係ありません。一緒に食べてしまうのです。
同様にダンボールや石油製品の紙などもゴミ捨て場から漁って食べてしまう
ケースもあります。
現地で聞いた話ですと死んだ牛の胃袋を裂いて中を見てみると、大量に詰まった
ビニール袋が発見されたということがあったそうです。
またビニール袋を通常ゴミと一緒に焼却して有害なガスが周辺地域に飛び散り
ます。得てしてそのような劣悪な環境状況で生活しているのは貧困層です。
すさまじいスピードで発展を遂げるインドや中国などの今の人たちに先進国の
正義を理解してもらうのはとても大変なことです。
生活が豊かになり便利な生活が手に入っている中で、「車に乗るな」、「ビニール
袋は使わずエコバッグで」、「クーラーは26度で」、と教えたところであなたはその
理由をきちんと説明できるでしょうか。私たちが豊かになるために乗り越えて、時
には目を背けていたことを。
日本での最近の自然災害を考えるうえで、「教育」の重要性を感じるこのごろです。
インド・ナチュラル雑貨Avani
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